生きる実感がある旅行

サバイバル登山旅行のタンパク源

食料を現地調達しながら山を旅行するとき、イワナは主なタンパク源になります。関東以北の山なら、大きな滝を越えたかなり山奥まで生息していますので、春から秋までそれほど季節を問わず捕獲できます。食べられる部分が多く、おいしく、いろいろな料理ができ、保存食にもなり、見た目が美しい上に、イワナ相手の釣りそのものが行為として楽しいものです。天然の渓流魚を食べると数が減ってしまうのではないかと心配する人がいますが、山奥に自力で進入し、旅行の途中に魚を釣って食べている程度では、生息数に影響を与えるほどの捕獲は難しいのです。たくさん食べることも、たくさん運ぶこともできないので、魚が減ってしまうという心配はありません。

環境に思いをめぐらす旅行

旅行の工程を考えたら、釣りばかりしているわけにもいきません。次に来たときに食料がないと困るため、生息数を考えて釣りをするようにします。物理的にも思想的にも、ナチュラリストのように振る舞わなくてはならないわけです。毛針を使うのもよいでしょう。自分が作ったニセモノの虫(毛針)に食いついたなら、殺生の引け目も少し和らぐものです。サバイバル登山は自然から食料を得ながら続ける山の旅行ですが、人間が生物として持つ力しか使わないので、環境を破壊することはできません。むしろ、環境に思いをめぐらして、人そのものが自然の一部になる旅行なのです。皮引きがしやすいイワナの頭部の後ろの皮を前歯で挟み一気に引く、というような経験もできるワイルドなサバイバル登山旅行も、たまにはいかがでしょうか?

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